昼の顔・夜の顔・ホントの顔♪
11/6(火)うなずきトリオ今日は出勤そうそう白髪のおっさん(いえ紳士?)がボックスにどっかり座ってしゃべりまくっていた。隣にはお供についていらした若い女性。前にはママが、うんうんと話を興味深そうに聞いている。私の出勤時間は20時。店が始まるのは19時半。普段の日は21時近くまでお客さんが入らないので、カウンターで読書をしながら、お客さんが入るのを待っている。わたしの読書時間は、通勤の電車の中とこのカウンターの上が全て。バーと違って、カウンターが明るいのが嬉しい。しかし、とにかく今日はもう既にお客さんがいるので、私もビールを持ってそちらの席に。話好きの初老らしく、ずっと1人でしゃべっている。が、聞こうと耳を傾けるも、訛りがきつくて何を言っているのか全然わからない。前にドイツ人のお客さんと、2人とも殆どしゃべれない英語で会話をしたことがあるか、コミュニケーションという点で言えばそちらの方が遥かに親密だった。帰り際に「プリーズインマイルーム!カモン」と言われてはっきりとノオ!!とは言ったが。しょうがないので、適当な質問もできずにただただうなずくばかり。隣の女性も、ママも同様にうなずきまくっている。たまに彼が咳き込んで、私たち3人で話しをする時にだけ、妙におしゃべりになる隣の女性。もしかしたら、彼女も何を言っているのか理解できていないのかもしれない。彼はどうやら1年のうち8ヶ月は船の上で魚をとって暮らす漁師さんらしく、同じ北海道でも、浜育ちの漁師さんは、訛りがきついばかりでなく、単語も特殊なものを使うので、外国語と同じように、勉強しなくてはついていけそうにない。ただただ時間ばかりが流れ、ただただうなずきまくる私たちも段々疲れて退屈をしてくる。もう限界だ~。という丁度良いタイミングで、父親が遊びにやってきたので席を立とうとしたところ、「もう帰る」と言い出して、さっさと帰って行った。注意が他のものにそれたのが、おもしろくなかったらしかったがママも安堵のため息をついていたので、帰してしまっても良かったようだ。ママは東北の訛りの激しいところの出身の人で、店でも訛りが時々でる。彼女は初老の話に時々突っ込みを入れていたので、話がわかるのだろうと思っていたのだが。「なんもよ。わたしにだって何を言ってるんだか全然わかんなかったわ。」とのこと。コミュニケーションをとるのも中々難儀ですね。私なんて、ママの言ってることも時々よくわからない。